すね当て(シンガード、レガース)・アンクルガードの選び方
すね当て(別名シンガード、レガース)は、相手に蹴られた時のダメージから自分の脚を守るだけでなく、相手に与えるダメージを減らす効果もあり、選手同士の激しいコンタクトがあるサッカーやフットサルでは必需品です。
素材「ソフトタイプ(軟質)、ハードタイプ(硬質)」や、固定方法「ストッパー、テーピング、スリーブ」、アンクルガードの有無など、「目的別に複数持つ」のがベストですが、まずは「普段のプレースタイルに最適な"すね当て"」を選んでみては如何でしょう。
【すね当て(シンガード、レガース)の選び方】
すね当てには、すねの曲線に合わせて形状を変えられる「ソフトタイプ(軟質)」と、形状が変えられない「ハードタイプ(硬質)」があり、それぞれ下記の様な特徴があります。
(※抗菌・防臭加工をしたり、通気性に優れた素材を採用したタイプも有)
「ソフトタイプ(軟質)」
- (材 質)
- ポリエステル他
- (長 所)
- 軽量性・柔軟性に優れ、すねの曲線にフィットする
- ハードタイプに比べて、リーズナブルな商品が比較的多い
- (短 所)
- ハードタイプに比べて、衝撃吸収力が劣る
「ハードタイプ(硬質)」
- (材 質)
- カーボンファイバー、ポリプロピレン他
- (長 所)
- 軽量性・耐久性に優れ、衝撃吸収力・強度が高い
- (短 所)
- すねの曲線にフィットしにくい
- ソフトタイプに比べて、高価な商品が比較的多い
【すね当て(シンガード、レガース)の固定方法】
すね当てがプレー中にズレてしまうと、怪我の原因になるだけでなく、プレーの妨げになる事もあります。下記の様な方法ですね当てのズレを防止しましょう。
「左右方向」のズレ防止方法
- 1.「ストッパー付すね当て」を使用する。
- 2.「ストッパー」や「テーピング」で固定する。
- 3.筒型形状をした「スリーブ」をソックスの様に履き、その中にすね当てを入れて固定する。
「上下方向」のズレ防止方法
ソックスの中にすね当てを装着し、「すね当ての下端=テーピング・ストッパーの上端」となる様に「テーピング」や 「ストッパー」を「ソックスの上から」足首に巻く。
【アンクルガードの選び方】
足首とくるぶしだけを保護する「単体型」と、すね当てと一体となった「一体型」があり、それぞれ下記の様な特徴があります。
「単体型」
- (長 所)
- すね当て(ソフトタイプ・ハードタイプ)との組合せが自在
- (短 所)
- すね当て一体型に比べてズレやすく、一体感が劣る
- ソックスの様に履く形状のため、着脱が面倒
「一体型」
- (長 所)
- プレー中にズレにくい
- (アンクルガード取り外し可能タイプも有)
- (短 所)
- すね当て(ソフトタイプ・ハードタイプ)との組合せが選べない
- ソックスの様に履く形状のため、着脱が面倒
<< ちょっと一言 >>
軽装備になればボールは扱いやすいですが蹴られた時のダメージは大きく、重装備になると蹴られた時のダメージは小さいですが、ボールは扱いにくくなります。
ボールの扱いやすさを求めるプレーヤーや、接触の少ないフットサルプレーヤーには軽装備が適しているでしょうし、サッカーのディフェンダーなど接触の多いプレーヤーは、より堅牢なすね当てを選んだ方が無難でしょう。